魔王さま100分の2
必殺技?
アイオネがいぶかしむ。
「え、あれはちょっと……」
シルキスは、両手を前に出して遠慮したいポーズをとる。
「いきます」
ヘナは、再び光る拳をつくった。
頭上の輪の輝きが増し、拳の先にも新しい輪が生まれる。
「失敗すると危ないので、よけないでくださいね」
へナの警告。
ヘナは拳を後方に引き、溜めをつくって叫んだ。
「一撃必殺☆回復パーンチ!!」
シルキスの身体が、今度は水平に飛んでいった。