魔王さま100分の2

壁と扉をを挟んで、
シルキスとアイオネがいるのと反対側。

つまりお風呂場の中。
浴室。

シルキスとアイオネが強弱まぜて
話し込んでいるように、

二人の魔王さまと片羽の天使も、
湯につかっておしゃべりを繰り広げていた。

「これはいいな」
「いいでしょう」

「……ですね」

< 298 / 582 >

この作品をシェア

pagetop