魔王さま100分の2
「嘘というほどではない。シルキス本人も私の為に戦ったと思っているだろしな」
金の魔王さまは、湯の中で立ち上がる。
子供ではないが、大人とも言えない身体。
「だが、あれはもっと奥深くて単純、自分が男としてどこまで出来るか試したくなっただけだ」
「そうかな?」
「……そうですか?」
残り二人は、金の魔王さまに賛同せず首を傾げる。
「ま、私はそう思った」
金の魔王さまは、自分の考えを貫く。
「そうでなければ、私が、私の為にシルキスが死ぬなどという選択を許すものか」