魔王さま100分の2
「この石鹸は特に良い匂いがするな」
ヘナの身体にたっぷり泡を乗せて言う、金の魔王さま。
黒の魔王さまが、ヘナの頭をやはり泡だらけにして言う。
「アイオネが選んでくる石鹸だからね。今はこれが一番って、新しいのを持ってくるたびに言うよ」
「そうか、アイオネはいろいろ知っていそうだな」
「うん、いろいろ知ってるよ」
「むー、それなら外でシルキスとだけ話させているのはもったいないか」
「今からでも誘う?」