魔王さま100分の2
キーヤは上昇気流の中を進む。
シルキスは、追って来る炎達との距離をはかる。
天馬がどれだけ昇っても、炎達との差は開かない。
風の中を進む速度は互角。
キーヤは炎達が衰えるのを待ったが、燃え具合も足も勢いは全く落ちない変わらない。
キーヤは、風が上昇から下降に切り替わる場所を見つけた。
「降りるぞっ」
キーヤは、シルキスに叫んで下降に切り替える。
「うおっ」
シルキスにとって、それは降りるというより、落ちるといった方が正しかった。