Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『ん…っとねぇ、28日だから……って明後日だよ!!予定日!!』

「そっかぁ!!楽しみだねっ♪
ホラホラ!!ソファーに座って飲みな!!」

『ほぉーい♪』

ココアを溢してしまわないように、そーっと隣のリビングにあるソファーへ向かう。


………?…?

んん?何だ?
何だ……これは…。


―――――!!


ゴツッ!


『いっ…痛ぁぁっ…

おねーちゃーんっ!!
…ツッ…ったぁい…』


「んー?
あこォ?どーし……えっ!!あこっ!??」

急激なお腹の痛みと違和感に思わずお腹を抱えたまましゃがみ込んでしまった。


ゴロゴロゴロ…

さっき落としてしまったカップが床に転がる。


この…今までに無い感じの痛みは…


『おねぇちゃっ…やばいっ…来た、来たみたいぃっ!!

…いたいぃぃぃ…!』

「えー!!もうっ?
ちょっと待ってな!

お母さーん!!
お母さーぁん!!」

お姉ちゃんは、あこの肩と背中に手を添えたまま、あこの耳の鼓膜が破れるほどの大きな声で、二階で洗濯物を畳んでいるお母さんを呼んだ。
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