Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
エリもヒロトの後ろからひょっこりと顔を出した。

『あっ…う…うん!
さっきちょっと捻っちゃって(笑)…平気、平……』

まさかエッチして、力だ抜けたなんて死んでも言えないよね!

ここはありがたく、ヒロトの勘違いにあやかろう。

もう一度足を踏ん張らせて無理矢理立ち上がろうとして、また砂の上に座り込んでしまった。

『ひゃっ…!』

ドサッ…

「あこ!!大丈夫!?」

エリは心配そうに岩をよじ登って来た。

エリが岩のてっぺんに登り切った時だった。

あっちゃんがいきなり大声を上げた。

「わりぃー!!!(笑)」

エリとヒロトがビックリした様にあっちゃんを見つめていた。

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