Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『痛いっ!!痛いってば!』

グググググッ……

「ウッ…あこ…ウウウッ…」

なぜかあっちゃんは苦しい様子で泣き出してしまった。

ズキンッ!!!

右肩に、重っ苦しい激痛が走った。


――――!!!

『―!…夢…?』

あまりの痛さに夢から覚めてしまった。

辺りは真っ暗だった。

ぼやけた視界に入ったのは真っ白な天井だった。

ズキンッ…
『…うっ…』

やっぱり右肩が締め付けられている。

「ウウウッ…あこっ…ッッ…ウーッッ!!」

『…えっ!
あっちゃんっっ!?』
目が暗闇になれて、はっきりと見える。

ガバッ!!
思わず、飛び起きてしまった。

あこの横には、額に脂汗をかいてもがき苦しんでいるあっちゃんがいた。

ググッ…グググググッ……

どれくらい苦しいんだろう。

肩が外れそうなくらいの、物凄い力であっちゃんがあこの右肩を掴んでいた。

「ぅあ…あこ!
ばっ…ばばぁ呼ん…で!」
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