Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
二ヶ月…
嘘…だよね?

何かの間違いでしょ…

だって…だってね?

今日だって、海であこを抱きかかえて、走っていたんだよ?

出会った頃と変わらずにあこをだっこしてたんだよ?

あんなに笑ってたんだよ?

あこを…抱いたんだよ?

確かに痩せた体だったけれど…
あっちゃんは強い力であこを抱いたんだ。

とっても…とっても…温かかったんだよ?

でも…今日のキスは特別優しいキスだった…

二ヶ月なんて早すぎるよ!

ねぇ…神様…

あなたが選んだのは、どうして…

どうしてあっちゃんを選んだの?

『先生っ…あこは…ッッ…。
…ック…この…残された時間でっ…あっちゃ…あっちゃんに、何をしてあげれますか?』

先生はビックリした様に優しい目を大きく見開いて、あこを見つめた。

『先生?…あこには、何が出来ますか?』

ポタポタポタ…
涙は止まる事を知らずにあこの太股に次から次へと落ちる。

「…いやぁ…ビックリしたなぁ…」

先生の驚いた様な声に反応して思わず先生を見つめてしまった。

先生は優しい顔であこに微笑みかけた。

「アツシくんの話を聞く限りでは、君は弱い子だと思っていたものだから…」

『えっ…?』

「確かに泣き虫さんだけど…気持ちの強い子だね。」
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