Cherry


次の日

私は放課後
アッキーの家でグチった



「みーくん、ひどいよね」


私が怒って言うと



「でも、それってみーくんの愛情だと思うよ?」



アッキーはグレープフルーツを食べて言った



やっぱり妊婦さんは
酸っぱい物を好むのね……



「だって、みーくんは28才で結婚だって考える年でしょ?」

アッキーが私を見て言う


「うん」


私がうなずく



「みーくんは南の為に我慢してるんだよ」


「なんで?」


「私、妊娠したからわかるけど、私の人生はもうこの先決まってるんだよね」



「え?」



「子供産んで家族の為に生きていく」


アッキーは真っ直ぐ前を見て話す


「後悔はしてないよ。だけど私にはもう学校行ったり遊んだり普通の女の子の生活はない」



「アッキー……」


「それが私の選んだ道だもん」



アッキーは手についた
グレープフルーツの汁を
おしぼりで拭いた



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