Cherry
「オレは今すぐにでも姫が欲しい…」
ドキッ……
「だけど、オレせいで姫に人並みの女の子の生活を奪いたくなかった……」
「みーくん…」
「姫には大学行って勉強したり遊んだり経験させてあげたかった……」
みーくんは
哀しそうな表情で言う
「私は本当に……大学とかいらないの…」
私は
みーくんの頬を両手で包んで
「私の幸せはみーくんと一緒にいる事だけ……」
「本当にいいのか?結婚だって楽しい事だけじゃないぞ?」
みーくんは
真剣な目で言う
「いいよ。私はみーくんと いられたら……何もいらない」
「……姫……」
みーくんは
ぎゅう~って
私を抱きしめた