Cherry
私の髪をなでるみーくんの顔が
恥ずかしくて見られない
サラッて
触れるみーくんの指が気持ちいい
きゅ~~~~~~っ
胸が苦しくなる…………
もう無理………
そっと、みーくんの手を振り払い
「なんで来たの?私、忙しいって言ったのに…」
うつむいて言った
私の声は少し震えた
しばらくの沈黙の後
みーくんが口を開いた
「…………ああ、だって姫は……」
みーくんは言いかけて
「やっぱり秘密」
イジワルな笑顔して言った
「え~、なんで?」
「さぁ、何ででしょう?」
「もうっイジワル。教えてよぉ」
すごい気になって
子供みたいに
みーくんの腕を 引っ張った。
ドキッ…
みーくんの華奢な身体のわりに
たくましい腕を感じて
あわてて手をはなす。
ドッキン、ドッキン………
「じゃあ今日1日オレに付き合ってくれたら教えてあげる」
みーくんは嬉しい
交換条件を出した
今日1日…みーくんと………