Cherry
帰りの新幹線の中で
「オレ達の幸せのため反対するお母さんの愛情と…受け止めてくれたお父さんの愛情のためにも絶対に幸せにする……」
みーくんは
私の手を握って言った
「…みーくん」
「うん?」
「私もみーくんが兄でも弟でも何者でも愛してたと思う」
初めから
松雪家で
兄妹として育っても
私もみーくんに恋をした
みーくんは優しく笑って
私の手にキスをした
「愛してるよ姫」
「私もみーくんを愛してるよ」
来週から
やっと
一緒に暮らせるね
みーくん
私ね
本当に幸せだよ
これから
ずっと
みーくんについて行くから
どうぞ よろしくね