Cherry
「かゆい所はありませんか?」
みーくんは上機嫌で聞く
「……ないですよ」
恥ずかしくて
小さな声で答える
必死の抵抗もむなしく
みーくんに
シャンプーされてる私………
「オレ絶対姫とお風呂入りたかったからさ、バスルームはこだわったんだよね!」
湯船で
私をぎゅうって
後ろから抱きしめて
みーくんは嬉しそうに言う
確かに
バスルームの事言ってたなぁ……
私はもう恥ずかしくて
消えたいくらいだよ……
ううっ
だってお風呂は明るいし
ベッドとは全然違うもんっ
「……姫かわいい」
ドキッ……
みーくんは私の肩にキスをした
かぁぁぁぁ~っ
一気に顔が熱くなって
クラクラしてくる
「…姫はやっぱり嫌?オレとお風呂入るの」
みーくんが
少し悲しそうに聞くから
ずるいよ……
「………嫌じゃないよ…
すっごい恥ずかしいけど」
そんな声で言われたら
恥ずかしいけど
嫌だなんて言えないし……
ホントはお風呂の中で
みーくんに抱きしめられると
気持ち良かった