Cherry



「かゆい所はありませんか?」




みーくんは上機嫌で聞く




「……ないですよ」



恥ずかしくて
小さな声で答える





必死の抵抗もむなしく




みーくんに
シャンプーされてる私………










「オレ絶対姫とお風呂入りたかったからさ、バスルームはこだわったんだよね!」





湯船で


私をぎゅうって



後ろから抱きしめて



みーくんは嬉しそうに言う





確かに
バスルームの事言ってたなぁ……





私はもう恥ずかしくて



消えたいくらいだよ……



ううっ



だってお風呂は明るいし



ベッドとは全然違うもんっ





「……姫かわいい」



ドキッ……




みーくんは私の肩にキスをした




かぁぁぁぁ~っ



一気に顔が熱くなって



クラクラしてくる




「…姫はやっぱり嫌?オレとお風呂入るの」




みーくんが


少し悲しそうに聞くから



ずるいよ……



「………嫌じゃないよ…
すっごい恥ずかしいけど」



そんな声で言われたら



恥ずかしいけど




嫌だなんて言えないし……




ホントはお風呂の中で



みーくんに抱きしめられると



気持ち良かった



< 423 / 442 >

この作品をシェア

pagetop