夢からなるキミへ
第3章♪

*夢からなるキミへ*

ミズキがいなくなって2日あまりが過ぎた。

まだ僕の部屋にはミズキの荷物と思い出が溢れていた。

ミズキの実家に送らなきゃならない荷物たち…だけど今の僕はまだ、例え荷物と言えどミズキから離れたくなかった。



ミズキさん…。

君がいなくなって、僕の心にはポッカリと大きな穴が開いています。

この穴を埋める手だてを、僕は見つけられますかね?

僕は君に出会って、僕の生まれた意味を知りました。

僕は君のその笑顔を守るために、この世に生まれたんだって…。

君と出会ってから…そうずっと思っていました。

だけどミズキさん…君がいなくなった今、僕の生まれた意味がまたわからなくなりました。

僕は君の笑顔どころか…君自身を守る事が出来ませんでした。

僕の心の中にはそんな悔しい気持ちで…満ち溢れています。

それと同時に君のいない寂しさも満ち溢れています。
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