涙が枯れるその日まで
勘違い
陸くんとのデートの数日後、私は涼の家にいた。

夜にはほぼ毎日来てるんだけど、2人になることは久しぶりだった。


私「久しぶりだよね」

涼「ん?ああ、最近お前が陸とばっかりいたからな」

私「え?そんなことないよ?」

涼「そんなことあるっての。てか、陸と付き合ってんのか?」

私「はい?付き合ってるわけないでしょ」

涼「だって陸絶対お前のこと好きだろ?あいつ好きな奴には態度違うからな」

私「陸くん態度違う?」

涼「お前気付いてないのかよ?鈍感過ぎるだろ」

私「涼には言われたくないな。てか、陸くんの誕生日に告られたよ」

涼「は?マジ?」

私「うん。断ったけどね」

涼「は?マジ?お前陸に懐いてただろ?」

私「私は犬じゃないっての。陸くんはお兄ちゃんみたいな感じだから。それに、私好きな人いるもん」

涼「は?マジで?」

私「涼さっきからマジって言い過ぎ」

涼「だって話についていけねえんだよ」

私「涼バカだもんね。笑」

涼「バカじゃねえ。てか、お前の好きな奴って誰だよ?元彼は?」
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