涙が枯れるその日まで
幸せ
次の日、涼から朝の8時に電話が来た。

涼「起きたか?」

私「…今起こされた」

涼「9時には迎えに行くからな」

私「え!?早い…」

私の言葉は聞かずに、涼はすぐに電話を切ってしまった。

涼から電話が来るまで寝ていた私は、急いで用意をした。

なんとか9時には用意が出来たと思ったら、涼は9時ちょうどに来た。

涼の車に乗り込むと、気持ち悪いくらいの笑顔の涼がいた。

私「きもい…」

涼「彼氏に向かってきもいはねえだろ」

私「てか、こんな早くにどこ行く気?」

涼「親父達が前からみぃこに会いたがってたんだよ」

私「私も会いたい!」

涼「じゃあ決まりだな」

私達は涼の親に会いに行く事になった。

引っ越してからは涼の新しい家に行った事もないし、涼の両親に会う事もなかった。

そして何より、私は奈々さんが心配だった。
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