涙が枯れるその日まで
仲間
「到着〜♪みんな待ってるから早く行くぞ」

着いたのはちょっと大きい一軒家。

智也に引っ張られて、私はその家の中へ入って行った。


「おじゃましまぁす!」

智也と私は玄関で揃って言った。

するとパタパタとスリッパで歩く音が聞こえ、奥から綺麗な人が出てきた。

「2人ともいらっしゃい♪涼なら部屋にいるわよ」

この人は涼のお母さん。
涼ってのはこの後出て来るから省略します。
涼のお母さんはとにかく綺麗!歳は正確には教えてもらえないけど、40代前半らしい。でも30歳前後で通るくらい見た目は若い。このお母さんはとても明るくて、私を実の娘の様にかわいがってくれていた。
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