六花の騎士
アルメリアは美しく微笑む
ユリアにとって大切な人間が二人も死んでしまったという日に、その代わりを用意したと
嬉しそうにいうのだ
「そんなのいらない……」
ユリアはゆるゆると首をふる
「そんなのいらない!!」
沸き上がる怒りに任せてアルメリアを睨む
しかし、アルメリアの琥珀の瞳を見てユリアは竦んだ
「そんなこと言わないで。私は貴女が心配なのよ?」
優しい声音
けれど、瞳の奥は笑っていない
冷たく濁った何かがある
コワイ……
何よりもアルメリアが
怖かった