六花の騎士



ユリアの座る机にもたれかかりながら、レイドはロット達に言う



「ああ、会ったよ。おてんばなお嬢さんだったよ」

「……ふーん」



ユリアは金色の瞳を細め、ニコニコとしている
まじまじと見られているロットは訝しげに聞いた


「……なに?」

「別にー、嬉しいなら素直に言えばいいのに、と思って」


「……………うるさいよ」


少し頬を赤く染めて小さく抗議する








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