泡姫物語
12章 タルト
月曜日。私は愛子のことが気になって朝っぱらから電話をしてしまった。

「おはよう。修いつ来るの?」

「きっと電話してくれると思った。修君は1時に来るって。だから今はタルトを作っているところだよ。そのあとお昼ご飯も作っておきたいんだけど、なにがいいかな?」

「修なら何でも食べるけど、デザートがタルトならやっぱりパスタとかがいいんじゃない?確かミートソース好きだったはず」

「そっか!ちょうど友紀に電話してみようかなって考えてた時に連絡があってよかった。ありがとう」

「どういたしまして。以心伝心ってやつじゃない?じゃあ、あとで修が帰ってからタルト食べるの楽しみにしてるから、頑張ってね」

「いい報告が出来るように努力してみるね」

電話を切った後、この前買ったお守りをぎゅっと握り目を閉じてうまくいきますようにとお願いした。



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