ネット恋愛













それがせめてもの
救いだった













翔太はお母さんの
体調のことも
少しずつ教えてくれた













『ごめん
やっぱり別れよう』














突然の翔太からの
言葉だった













「なんで?どうして?」













私は寂しいと
思ったことは
あっても
決して言わなかった













ちゃんと翔太を
待てたはずだった













『本当は寂しいんだろ?』














翔太がそう
言うのには
もちろん理由があった












実は翔太がいない時
私達のトピックは
荒らされたのだ













.
< 151 / 238 >

この作品をシェア

pagetop