それは、輝く星空のように

人間と豚

雨の中、羽田智徳はひとりで歩いていた。


――間抜けにも、程がある。


智徳は自分の行動を振り返り、後悔していた。


関わらないのが一番のはずだ。


彼女の平穏の邪魔になる。


だが、彼女を見ると。


つい、世話を焼きたくなってしまう。


胸の奥にしまったはずの気持ちが、溢れ出てしまう。


誰かを大切に想う気持ち。


智徳は、理屈と感情の間で揺れていた。


――いけない。


考え事をしている余裕はない。


これから柏木権造と会うのだから――。


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