それは、輝く星空のように

あなたの街の便利屋ナナオです

わたしには、血はつながっていないけどおにいちゃんがいる。


現在行方不明。


7年前に事故に巻き込まれて以来、消息がわからない。


普通なら、死んでいると思うだろう。


わたしだって、最初はそう思っていた。


お葬式だってやった。


だけど、その翌年の、わたしの誕生日。


その日にプレゼントが贈られてきた。


手紙と、おにいちゃんしか知らないわたしのあだ名を添えて。


死んだと思っていたおにいちゃんから、プレゼントが贈られてきたのだ。


その夜、わたしは涙を流した。


それから、毎年母の日とわたしの誕生日にプレゼントが贈られるようになった。


差出人の名前も偽名だし、住所だって書いてなかった。


それでも、おにいちゃんだってわかった。


家族思いで、優しくカッコよかったおにいちゃん。


そうしなきゃならない事情があるんだろう、と思った。


もしかすると、おにいちゃんの迷惑になるかもしれない。


だけど。


できることなら・・・いや、絶対に。


おにいちゃんに会いたい。


そう思って、おにいちゃんを探している。


だけど、未だに見つけられずにいた。



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