それは、輝く星空のように

智徳の守りたいもの

それは、クリスマス目前のある日の話。


羽田智徳は、成田の街を歩いていた。


イルミネーションで飾られた街を見て、思う。


――電気代の、無駄だ。


クリスマスを祝おうという人間。


街を飾ろうという気持ち。


それらを否定したい訳ではない。


だが、わざわざ作らなくとも、美しいものは沢山ある。


例えば、夜空に輝く満天の星空だ。


空を見上げる。


曇り空だった。


・・・星は見えなかった。


「・・・・・・」


都会の馬鹿野郎。


あの場所なら、星は見えるのに。


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