大好きだった
私の顔は、泣く事も、笑う事も…出来なくなった。


美波の家に着いて


そのまま布団に入った。


久しぶりに泣いたせいか、久しぶりに深くねむれた。

家を出た日から、何度も翔ちゃんから着信があった。

美波の電話にも翔ちゃんから「舞花に会わせて」と電話があった。


美波は、はじめ翔ちゃんに怒っていて「神田さん最低ですね、舞花が会わないって言ってるんで」と電話を切ってくれてた。


私は、相変わらずバイトに行ってた。


愛想笑いをして、なんとか毎日過ごしてた。


翔ちゃんが、店の前で待ち伏せしてるのも分かってながら、お客さんに紛れてタクシーで帰ったりした。


集会には、ずっと行ってない。


美波は、行ってたみたいで

「神田さん来てたよ」


「舞花?神田さんと話したら?」


日がたつにつれて、美波は、翔ちゃんに同情的になった。
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