秘密~「ひみつ」のこと
「さぁ、これでよしっと」

「じゃ、始めよっか」

「えっ、何を?」

「セックスに決まってるでしょ!」

あたし、
思い切りよく、
スウェットの上脱いだ。

「ヨッシー、ちゃんと見て!あたし、100%、あんたの物だよ。あたしは、今のあんたが好きなの!」

あたし、
更に思いっ切りよく、
スウェットの下も脱いだ。

ヨッシー、
馬鹿なあんたにはさぁ、

馬鹿なくらい優しいあんたにはさぁ、

これくらいの積極性がなきゃ
あたしを抱いて、
もらえないのかもしれないよ…

「マユ、綺麗だよ…俺、俺…」

あたし、
ヨッシーに近づいて、
あいつのTシャツ
引っぱって脱がした。

「ヨッシー、もっと自信もってよ!」

あたし、
ヨッシーに抱きついた。

あたしだって、
震えてるの、
わかるでしょ?

あたしだって、
怖いんだ…

ヨッシー、
あたしを受け入れてよ…

フワッと、身体が浮いて、
あたし、
お姫様抱っこで、
ヨッシーに抱き上げられた。

力強い腕。

あんた、
あたしの王子様なんだかんね!

自覚ないかもしんないけどさぁ~

その日、
あたし達、
やっと結ばれたんだ…











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