愛のしるし
頼りの先生

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「来るだろうなって予想してたのよねー」

「さすが、ですね…」




昼休み。
俺は、国語科の職員室に来ていた。うちの学校は、担任を持っている先生以外は皆、自分の担当教科の職員室にいる。

菜都のことを聞くために、国語科の野々山深雪(ののやま みゆき)先生の所に来たのだ。


野々山先生は、俺を自分の席の隣に座らせて、ご丁寧にコーヒーまで出してくれた。
職員室には幸いにも、俺と先生の二人しかいなかった。


「菜都ちゃんのことでしょ?青山くんがここに来るのは、それしかないもんね」

「すみません…。なんだか」


野々山先生に屈託のない笑顔で言われて、逆に申し訳ない気持ちになった。

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