三度、死体は笑う


最初にあった希望や夢はまだ、捨てきれずにいたことを思い出させてくれた。


そして、学も知恵も浅はかだった俺は危ない仕事もヤバい仕事もそれに見合った報酬と思い、どんどんこなしていった。


今思えば、単に世間知らずで“運”が良かっただけだった。


知らぬ間に俺は“夜の街”から“闇の街”へと転がり堕ちていただけだったのに。



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