三度、死体は笑う


「昔の経験がこんなところで役立つなんて……」



穴を掘りながら、ぶつぶつとひとりごちた。
涙を流す余裕もなく……



さすがに多少の知恵も付いた俺はもう何年も前にヤバい仕事からは足を洗っていた。

だが、その頃の仲間の中で一番口の堅いヤツを選んで死体の処理を手伝わせた。

俺は二人分の穴を掘って、瑠璃子と……





そして未来の希望ってヤツを棄てた。



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