三度、死体は笑う


女の上に跨って、両手を首にかける。
自分ですら驚く程に力が入る両腕は即座に女の自由を奪った。




じわじわと締め上げる細い首は抵抗して次第に硬さを増すが、それはもう制御しようもない感覚が身勝手に脳へ送り込む情報のひとつに過ぎなかった。



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