“逆”チョコレート大作戦!!
あの人…



怖いばっかでマジ役に立たねぇしっ!!



っていうか、



はぁ…



さっきかなりキレてたし…



明日…



絶っ対、シバかれるんだろうなぁ…



あぁ…



マジ会社行きたくねぇ。



俺は、明日必ず起こるであろう出来事を想像しながら大きなため息をつくと、されるがままのオニーサンをパッと見た。



はぁ…



それに比べてこのオニーサンは…



「はい?」



いい人すぎ…って、



「あっ!!」



「っ!?」



突然、デカい声をあげた俺にビビったのか、オニーサンはビクっと肩を震わせた。



「オニーサン!!今、何時?」



「えっ?えっと…6時…半くらいじゃないですかねぇ?」



ヤベっ!!



そして何となくで答えるオニーサンから持っていたラブラブハートへとパッと視線を移すと、



早く菜々美んとこ行かなきゃ!!



俺はラブラブハートをオニーサンに差し出した。

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