大好きなのに…

我慢

~昴side~

なんで寝るんだ。

可愛いから許すけど。

「こっちの気も知らないで……」

俺は、架乃が寝てるヘッドに近づいた。

(こいつ、睫毛長いなぁ。手足も細いし、抱きしめたら、折れそう…。)

「って、こんな事思ってんじゃねー!」


「…んぅ……。」

やべぇ、起きちゃった!

「…昴?…あれ、私寝ちゃった?」

(そんな可愛い顔して聞くなよ~!)

「ああ。」

「ごめんね。」

だから…駄目だ。
ヤバすぎる。
< 34 / 42 >

この作品をシェア

pagetop