それは、春の歌






「好きです。アルディート」





笑顔。



数えるほどしか見たことがない、柔らかな、女の表情。



参ったな、なんて口の中で呟いて、アルディートも少し、笑った。



「国のためにならないわけないでしょ。これで世継ぎ問題も解決だよ」



なんて照れ隠しに言えば、まだ王位を継いでもいないのに何を言うんですか、といつものように返された。

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