守れなくて、ごめん
プロローグ


「愛してるよ」



そう言って笑う
ケイの声が
今でも聞こえる


本当は
あたしのこと
恨んでるはずなのに


夢の中まで
笑顔で出て来なくていいんだよ


ケイが、責めてくれないから
あたしはあたしを
責めるしかない




ケイ、

守れなくて、

ごめんね。
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