Lemon Drop
「・・・七香?って、もうこんな時間!ごめん眠いよな」



『・・・う〜ん・・・』



私はもはや半ば夢の中だった。



「七香!しっかりしろ!ちゃんとベッドまで行くんだぞ」


遼ちゃんに言われてちょっと目が覚めた。


『は!また床で寝るとこだった・・・』



「七香、そのうち絶対風邪引くから。」



「じゃ、ちゃんとベッドで寝ろよ」



『うん・・・おやすみ〜』



遼ちゃんは窓を閉めて中に入ってった。


私も窓を閉めてなんとか自分のベッドまで歩いて行った。


そして、一気に倒れ込んだ。




また・・・あの夢見れたらいいな・・・


名前も顔もハッキリ思い出したい・・・



そこまで考えて私は重い瞼を閉じた。
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