Lemon Drop
『あ、でも遼ちゃんとはちょっと話しただけだから!』


たぶん、コレが世に言うヤキモチってやつかなぁ〜?


「べ、別に気にしてないし?」



なんか緑がかわいい〜


私が少し笑ってたら緑が
話題を変えた。


「なんかさぁ、美形なんだってさ」



緑どうでもいいって感じだなぁ〜


ま、遼ちゃんじゃないと興味ないもんね〜。



『ふ〜ん・・・』


『あ、緑!今日ホームルームと1限目なんだっけ・・・』



「・・・化学だけど?」



『あ、化学かぁ・・・ならいいや〜。いないかもしれないから〜』



あぁ欠伸が出てきてどうしようもない・・・



「え、また寝に行くの?」


緑がかなり呆れてる。



『うん・・・。だって眠くてしょうがないんだもん〜』

『早起きしたからかなぁ〜?
じゃ、行ってきます〜!』


「早起きって・・・。」


「え、七香?!」



緑がなんか言ってた気がしたけど


私は眠さに負けてさっさと教室を出て来てしまった。


まぁ、いっかぁ〜



「ったく、七香は!」


残された緑は半ば諦めた様子で悪態をつきつつ


七香の欠席理由をいつものように考えていた。
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