続High☆オタクダーリン~欲しいのはキミのだけ~


「……秘密?」


「そ。秘密」


「…何で秘密?」


「………………」




「いい加減分かれや馬鹿」というのが顔に書いていそうなくらい、准は顔をひきつらせていた。


…珍しく顔に書いてるの分かりますよ、准さん。





「…その辺は兄貴に聞け」


ハァっとため息をついて、准が言う。




「…何で秋お兄ちゃんに聞くの?


っていうか何を?」


「…それは……………あ、やっぱ良いや。




…とにかく、兄貴には秘密な。
分かったか?」


真剣な顔をしてきた准に、私は只コクコクと頷いた。






< 22 / 133 >

この作品をシェア

pagetop