大人の恋がしてみたい
俺は、とにかく、一分一秒も早く


遥に謝りたかった…。


酷い事をしてしまった事を


あんな事をして



1人置き去りにして

出てきてしまった事を



謝りたかったんだ…。



冷たい風が肌を突き刺さって


頬に感覚がなくなってきた。



だけど、こんなの、何でもない!


今の遥の傷ついた心に比べたら


なんでもない。





俺の足がもう少し、早く走れたらいいのに…。



この時間が、もどかしかった…。




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