イケメンキス魔にご用心!?

「遅かったな」



体育館に着くと
梢吾はもうとっくに
準備完了、という
かんじだった。


それより驚いたのが
バド部が全員
観戦体制だったこと。


まあバド部は元々
人数が少なくて

男女一緒に
練習してるくらいだから


全員と言っても
男女合わせて
20人くらいしか
いないんだけど。



「ちょっと鈴ちゃん!」
「あ、南先輩」


南先輩は女子部の
キャプテン。



前にも一度
出てきたでしょ?



「全部この歌山くんに
聞いたよ。

モテる女も大変ねッ」
「えっと…」


南先輩は少し
おばさんくさい
とこがある。

でも後輩想いの
とてもいい先輩。


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