イケメンキス魔にご用心!?

「今の告白は
とりあえず保留に
しといて!
あ、もちろん
家のことは誰にも
言わないからさ!

…でも黙ってるかわりに
鈴のこと
好きでいても
いいかな…?

鈴にどんな理由が
あるのか
どんな過去が
あるのか
オレにはわかんねえけど

オレはオレなりに
アプローチすっから
覚悟しといて!」


空河楽斗は
そういって
ウインクした。

その笑顔が
あまりにも
眩しかったから…

つい気を
許してしまいそうに
なったんだ。


「じゃあな!鈴!
また明日!」


空河楽斗はさわやかな
笑顔を残して
走っていった。

あ…
どうしよ…

言った方がいいのかな…


ありがとう

ッて…


口を開こうとした時
空河楽斗が急に
振り返った。


な、何…?


「オレと鈴、
学級委員になったから!
よろしくなー!!」


彼はブンブンと
手を振りながら
走り去っていった。


え…
ええ!?

学級委員!?
あいつとー!?

どうなってんのー!?

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