【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「おはよう!」

「・・・・・」
誰も返事をしてくれない。


「あれ?おかしいのかな?聞こえてないのかな?」


もう一度、大きな声で挨拶をした。


「みんな、おはようー!」


「・・・・・」
でも、また誰からも返事がない。


よく見ると何だか私をさけているようだった。


初めは子どもだからそれが“いじめ”
だとは、わからなかった。


そして、その日から無視が始まった。


無視は、あっという間にクラス中に広まり、
気づいたら私の周りには誰もいなく、ひとりぼっちになっていた。
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