あたしのヒーロー
ピンポーン
……………。
いねぇ…のか?
俺は今、知里の家の玄関の前にいる。
おばさんもいないみたいだ。
何となくドアに手をかける。
カチャ…
!!
開いてるしっ!!!
そっと開けると知里の靴が散らばったままの状態で。
……きっと走って来てそのまま脱ぎ捨てたんだろう。
駄目だ…このままじゃ。
泣いてる知里の顔が浮かぶ。
俺は知里の部屋まで進んでいた。
知里の部屋なんていつぶりだろう…
確か、中一くらいが最後だ。
微かに
知里の泣き声が聞こえる。