あたしのヒーロー
「俺…何やってんだろうな。
知里の事泣かせないとか言っときながら……」
ほんっと情けねぇ…
「こんなんでお前を幸せに出来るのかな…
知里は…俺と居ない方が幸せなんじゃないかとか考えて…」
そんなの絶対嫌だ…
だけど……
「知里が…辛いなら……もう…」
「それが恭ちゃんの望みなの…?」
かすれた声で知里が言った。
「知里…がそうしたいなら……わっ」
「馬鹿っ!!!」
俺の顔に飛んできた枕をどけると
泣き腫らした目をして知里が俺を見ていた。