時を越えて君に
結局、自称未来少女は、その後30分近く自分が未来から来たんだとゆうことを力説した。



もちろん、湊の右耳から左耳へまっすぐ抜けていくのだが。




「………やっぱり、信じてませんね?」



「ああ、もちろんだ」




う〜〜〜、と子供のように少女はうなり始めた。



いや、たしかに外見は子供なのだが。




「一億歩ぐらい譲って、お前が未来から来た、って話に関心を持ったとして、証拠はあんのかよ?」



「証拠………ですか?」




少女はきょとんとしていた。



あまり、湊の言った言葉の意味を理解していないらしい。



湊は、はあ、とため息をつき、少女に説明した。




「つまり、あんたが未来から来たってことを裏づける物だよ。

例えば…タイムマシンとか」



「ああ!
それなら………」




少女は嬉しそうに右腕を湊に見せてきた。



少女の右手首には、輪っかのようなものがついていた。
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