時を越えて君に
「俺は湊、武藤湊。

高三で、十八歳。

趣味、特技はなし。

………お前は?」




黙っていては気まずいので、湊はできるだけ多く自己紹介をした。



それに対し、少女はちらっと湊を見て、それから体育座りから正座に切り替えた。




「私は立花未来です。

歳は十八なので、同い年ですね。

趣味は料理で、特技は裁縫です」




律儀な性格らしい。



さっきまであんなに沈んでいたとゆうのに、無駄に礼儀正しい自己紹介だった。



それを聞いて、湊は怪訝な表情をした。




「立花………未来?

何だ、ギャグのつもりか?」



「ち、違います!!

確かに未来から来た未来、って聞こえは変ですけど、本当に私の名前です!!」



「それと、年齢詐称するな。

どう見たってお前は年下だ」




未来は幼い容姿だった。



身長は百五十あるか怪しいし、顔は明らかに中学生くらいだった。



そんな容姿で自分と同い年と言うだなんて、見栄を張るのもいいとこである。
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