妹なんていらない
俺の盾、もとい結城はニコニコ笑いながら俺と美波を見ていた。



何だろう。



何となく嬉しくない展開が待っている気がする。




「やっぱり、高橋先輩と高橋さんは仲が良いんですね」




ああ、やっぱり。




正直、美波と仲が良いと思われるのはごめんだ。


たしかに兄妹としては仲良くするべきなのだろうが、こいつは鬼、または悪魔だ。



何故、非道な暴力鬼、または悪魔と仲良くせねばならん。



ごめんだ。



本当にごめんだ。




「そ、そうなのっ!!」




否定しようとして、その前に俺の言葉をふさぐやつが一人。



恋愛に関してはとことん単純馬鹿な俺の妹だ。
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