妹なんていらない
とりあえず美波はなんとか話題を広げたいらしい。



頭の中は結城くん結城くん結城くんたまに真一くん。



こっちが恥ずかしくなるくらい顔にでるやつだ。


こんだけ顔に出したら結城もさすがに気づ――




「高橋さん、本当に先輩のこと好きなんですね。

顔に書いてあります」




…かなかった。



よく見ろ結城。



顔中にあなたが好きですって書いてあるじゃねぇか。



もちろん、あなた…は俺じゃなくて結城真一だからな。




「私も先輩が好きですよ!

教育問題に疎くなければ!」



「お前の中で教育問題はどんだけ重要なんだ…」



「どんだけ重要です!」




とりあえず千鶴は普通の女子高生とは感覚が違うらしい。
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