妹なんていらない
「つまり、薫ちゃんは私のお姉ちゃんの娘さん。

美波のいとこだから、純一くんのいとこでもあるわね」




ニコニコ笑いながら母さんは説明してくれた。



今、テーブルを母さん、俺、美波、雨宮の四人が囲んでいる。



ちゃんと雨宮用のイスも用意してあったらしく、俺と美波、母さんと父さん、と向かい合う席の間に雨宮は座っていた。




「なんでこいつが…」




さっそく悪態をつく美波。



珍しい。



俺以外の人物には基本的に穏やかになるやつなのに。




「なんでそんなことを言うの?

私、美波ちゃんに何かしたかな?」



「いーっぱいしたじゃないの!」




はて、二人の間に何があったのだろう。



少し気になる。
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