妹なんていらない
それから数分後…




ようやく空気が落ち着いてきたところで、美波が口を開いた。




「えーと…ラブレターは終わったから………」



「言っておくが、次のステップは直接告白するぐらいだぞ?」




その瞬間、美波はボン!、と一気に顔を真っ赤にした。



そろそろ見慣れてきたからあんまし驚かねぇけど。




「こ、こく…こく告白するとは…か、限らないじゃない…」



「いや、ラブレター出しといて告白しないだなんて、イタズラだと思われるから」



「う〜〜〜…」



「うなるな。

だいたいな、お前は昨日、告白の練習してたんじゃねぇのかよ」



「したけど…したんだけど……」




………って、おい。


何故そこで黙る。



オチを前にしてすべるのを察知した芸人かお前は。
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